こんなところにハンゲショウ。ここは上野・不忍池のほとり。ボート乗り場の近くに、ハンゲショウが密生していました。
街中では滅多にお目にかかれない植物で、葉が白くなるのも普通は夏至のころ。5月中に都心部で目にするのは本当に珍しいことです。
この植物、ドクダミ科の多年性落葉草本です。七十二候の一つ「半夏生」(夏至から11日目)のころに葉の表面が白くなり「半化粧」したような姿になるので、「ハンゲショウ」という和名がつけられました。
水辺に育つのですが、生育に適した土地が少なくなってきたため、自生株は近年激減し、地域によっては絶滅が懸念されているそうです。大切に見守りたいですね。
追伸 下の写真は一週間後の様子。こんなに白くなっていました。まさに半化粧──。
ちょっと一服
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